兼六園周辺文化の森とは?
「兼六園周辺文化の森」は、兼六園を中心とする半径約1kmの範囲の中に、
藩政期から近代に至るまで各時代の歴史が重層的に集積する石川県を代表する緑豊かな文化空間となっており、
数々の文化施設や公園緑地が整備されています。
このエリアは常に政治や教育、文化の中心地として発展してきており、
兼六園、金沢城など江戸時代の武家文化と、それ以来受け継がれてきた伝統文化を味わうことができるほか、
石川県立歴史博物館、石川四高記念文化交流館など、明治、大正期のモダンな建物を通して、
当時の金沢の歴史と郷愁を堪能することができます。
石川県では、この兼六園周辺文化の森を、「にぎわいと交流」の拠点と位置付け、
金沢城公園の復元整備をはじめ、県立美術館・歴史博物館・県文化財保存修復工房のリニューアルや
各文化施設を回遊できる遊歩道の整備を行ってきました。
さらに、各文化施設での展覧会や、
施設間で連携した文化イベント「加賀百万石文化めぐり」の開催などを通して、
この地にしかない風情と活気を演出しており、
文化の創造と交流、ふれあい空間としてエリア全体の魅力を高めています。